今村製陶
浅リム皿
日々の料理を、心地よく受け止める
チャーハンやカレー、パスタなど、気軽な一皿を自然に受け止めるかたち。
緩やかな曲面が料理をやさしく包み込み、食べ進める動作も滑らかに。

日常の食事に寄り添いながら、さりげなく整った印象をつくります。
何気ない一皿が、少しだけ丁寧に感じられる器です。
すくいやすさが生む、上品な所作
見込みから底にかけて続く緩やかな曲面が、スプーンの動きに自然に沿う設計。
料理や汁気が中央に集まり、無理なく最後まで美しくすくえます。

浅めのリムが余白をつくり、盛り付けを引き立てるバランス。
機能と見た目が調和した、日常使いに心地よい一枚です。
素材の個性を、そのまま景色に
天草の陶石をもとに、あえて等級の低い原料も活かした独自の磁土を使用。
限りある資源を無駄なく使い切るという考えが、ものづくりの背景にあります。

天然のワラ灰をベースにした釉薬が、やわらかな質感と表情を生み出す。
均一ではない色や風合いも、器の個性として楽しめる仕上がりです。
(取材・執筆:monotomoi編集部)
今村製陶
今村製陶 今村肇さん
略歴
2014年創業の窯元で、自社ブランド「JICON 磁今」を立ち上げた。美濃焼での経験を経て、磁器の温かさや柔らかさを表現するモノづくりに取り組んでいる。
ものづくりで大切にしていること
磁器の特性を活かしつつ、1240度で焼成するなど従来のセオリーに固執せず、手触りや食卓での相性を重視した器作りを行っている。
仕事観・人生観
自分の想いにしなやかに向き合い、行動力と意思をもって新しい表現を追求し続け、長年続く有田焼の技術を現代的に進化させている。
ストーリー紹介
今村製陶の今村さんは、自分の気持ちに耳を傾けてしなやかに道を選び、「磁器にも温かさを宿せる」との想いから「JICON 磁今」を立ち上げた。セオリーに縛られない発想で、温かみのある器づくりを続けている。