若林佛具製作所
hito/toki(線香/1種)
好きな香りと、ほんのひとときを
やすらぎ・せせらぎ・こもれび、3つの香りから今の自分に合うものをひとつ選んで。
火をつけると、煙がゆっくりと立ち上がり、部屋の空気がやわらかく変わっていきます。

仏壇の前でなくても、仕事の合間に、眠る前に、ただ香りと向き合いたいときに。
1種をじっくり使い切ることで、その香りが自分の時間の記憶になっていきます。
ひとつの香りに、深く入っていく
白檀をベースにした懐かしい甘みのやすらぎ、水の粒が弾けるような清涼感のせせらぎ、森の湿った空気を閉じ込めたこもれび。
それぞれが日本の自然の情景を香りで表現しています。

線香は火を灯すことで煙が揺れ、その立ち上がりを眺める時間そのものが、ちいさな瞑想のようになる。
1種を手元に置き、くり返し使うことで、香りが日常のリズムに溶け込んでいきます。
新しいお線香のかたちを、問い続ける
若林佛具製作所は、仏壇・仏具のメーカーとして、長く「祈りの場」を支えてきました。
その経験の中で感じたのは、現代の住環境の変化によって、線香を灯したくても灯せない場面が増えているという現実です。

火器の使用が難しい空間、小さな子どものそば、高齢者が一人で使う場面——そんな状況に応えるために生まれたのが「hito/toki」です。

祈りのためだけでなく、リラックスしたい時、集中したい時、気分を切り替えたい時。
香りで心に余白を生む、という問いを持ち続けることが、このブランドの根底にあります。
(取材・執筆:monotomoi編集部)
若林佛具製作所
若林佛具製作所 若林智幸さん
略歴
1830年創業の若林佛具製作所で、家庭用仏壇や寺院仏具の製造を担当し、7代目社長として会社を率いている。
ものづくりで大切にしていること
伝統を守りながらも時代に合わせた挑戦を行い、オリジナル商品「hito/toki」を通じて感謝の心を形にしている。
仕事観・人生観
自らに厳しく成果を追求するとともに、人や社会への感謝を大切にし、変化を恐れず挑戦している。
ストーリー紹介
伝統ある京仏壇・仏具の製造に携わりつつ、EC販売や現代向け仏壇の開発など時代に即した挑戦を行い、人への感謝を根底にしたものづくりを実践している。